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26:「オイオイ開いちゃったよ」第5回ゲスト チアキさん【05】勝手に思い込んでいる自分の理想像に向けて、無駄に頑張っちゃってるみたいな(笑)

-----前回の続き

たみお:やっぱり、やりたい!って言ってワーッと行動している時に、さらけ出すとは違うかも知れないけど、そういうタイミングで開いてるのかもしれないなと聞いてて思いました。

チアキさん:今は割と開きがちかも知れないですね。
今の部署の前は営業の部署で。営業をしていたときは、勝手にプレッシャーを自分に与えていたというか、あの時が1番自分に酔ってたというか。勝手に周りは私に期待をしているって思い込んでたし、自分も自分に期待をしていたし、っていうのがあって、なんというかトゲトゲしてたと思います。

たみお:そうなんだ。

結構、私って肩に力が入ってるんだなって思いました。

チアキさん:そうそう思いだしたことがありました。
私を変えたキッカケの結構大きいやつで、直近の営業(営業推進)の部署にいた時に、私、保険会社に入社して18年なんですけど、14-5年目くらいまで保険のこと全然知らなかったんですね。でも営業推進をするとなると商品を知らないと出来ない。だから勉強しなきゃいけない。けど何から勉強したらいいか分からなくて、周りに聞いても「そのうち分かる時が来るから焦るな」みたいに言われて。

その前にいた部署が人事部だったので、勝手にみんなに凄い期待されているみたいな、期待背負ってます!みたいな思い込みを凄くしていて、凄く焦ってたんですよね。なんかもー自分にもイライラしていたし、周りが上手くいかない事に対しても凄くイライラしていたんですよ。

それで、何で私ここに居るんだろうみたいに思ってた時に、友達が起業して岩手の農家さんの農作物を産直市場で売るっていう事業をはじめて。ゴールデンウィークにフェアをやるんだけど、人手が足りないから誰かアルバイトしてくれる人を紹介してくれない?って言われて、「だったら私行こうか?」って言って1週間手伝いに行ったことがあって。男の子2人と私とでアパートの一室で合宿をして、そこで寝食を共にしつつ毎日その産直のところに通って、九州の特産品を岩手で売るっていうのがあったんですよ。

そこで凄く新しい発見が沢山あって。

物を売るって凄く大変だなっていうのが分かったのと、異方で物を売る、よそ者が来て物を売るっていうのはまた大変なんだなーとか、色々気づきがあって。
商品の並べ方が大事だってなって並べ方を変えてみたりとか、野菜だったからビニールに入っていると見えづらいから、たまにラップで巻かれている野菜って売ってるじゃないですか、あーいう風にして売ってみたらどうかとか、3本入りにして売ってみたらどうかとか、凄く色々と考えたんですよね。

あと取り敢えず、仕入れてくれる農家さんと仲良くならなきゃと思って、毎日ニコニコして話したりとか、ありがとうございますとか、話しかけたりとかしてたら、1週間しかいなかったんですけど、メッチャクチャ仲良くなって。

しかも売っていた場所がホームセンターの一角だったんですけど、その店舗の責任者さんと私の友達が凄く仲が悪いというか、よそ者だから邪険に扱われてたんです。だけど私が来て凄く一生懸命コミュニケーション取ったら、その責任者さん凄くクールな人だったんですけど、凄く心を開いてくれてメチャクチャ仲良くなって。最後、もう最終日でこれ売れ残っちゃうんですけど買ってくれませんか?って言ったら、「じゃー買っていくよー」とかいって買ってくたりとかして。

たみお:えー凄い!!

チアキさん:友達も凄く感動してくれて。あの責任者さん今まであんな感じじゃなかったのにチャッキー(チアキさんのニックネーム)のおかげで心を開いてくれたよー!ってメチャクチャ感謝されて。一緒に合宿していた男の子2人とも仲良くなって、朝昼晩と寝食を共にしてご飯とかも一緒に作ってるから、共同生活で仲も深まって。あー私東京で働いてて都会で甘えてたなーみたいな。

たみお:甘えてた(笑)

チアキさん:だって企業に属していたら、仕事をしてもしなくてもお給料が入ってくるじゃないですか。

たみお:そうですね。

チアキさん:でも自分で事業してて、しかも知らない土地に行って売りますってなったら、予想してたよりも売れなかったら在庫抱えちゃうし、そもそもうまく行かなかったら凄く嫌な気持ちで働かなきゃいけないしとか。
私レジの人たちとも凄く仲良くなって、レジの人たちに最後惜しまれながら帰ってきたんですけど(笑) 「こっちで働けばいいのにー」みたいな。「私ももう帰りたくない!」みたいな(笑)

たみお:(笑)

チアキさん:そのくらい凄く楽しく一週間過ごさせてもらったからこそ、自分は何が向いているのかとか、自分は何が甘かったかのかとか、って言うのが凄く分かって。凄くいい経験だったので、友達にはメチャクチャ感謝してます。

で、最後の日にまた友達が、最終日だからとか言って「おつかれ~!」って言いながら野菜かなんかに何かをぶっ刺してケーキに見立てて出してくて。友達は社長だから「本当に良くやってくれました。目標は達成できなかった、けど本当にあんたは凄い!こんなに地域に溶け込めるなんて本当に凄い!」ってみたいな感じで凄い褒めてくれて。 その時は確か、もっと自分をさらけ出せというか、ダメでも良いんじゃないみたいな感じで。

たみお:あーなるほど!

チアキさん:頑張りすぎなくても良いんじゃない?十分あんたは凄いよ、みたいな事を言ってもらった時に、あっ結構、私って肩に力が入ってるんだなって思いました。で、一人で号泣して(笑)

たみお:うんうん(笑)

チアキさん:その時「開けられちゃったな」って感じです(笑)

たみお:なるほど!「開けられちゃったな」って良いですね。

チアキさん:そう。社長だから凄く見ていたようで、具体的に言われたんですよ。

たみお:ほー。具体的に言われたんですか。

チアキさん:最終日だったから私は売り切りたいと思ってて、入り口に入ってきたお客さんにフェアの会場を1周全部ついて回ってたんですけど、普通はそれ出来ないらしいんですよ。結構しつこくなっちゃうか、お客さんに逃げられるらしいんですよ。

たみお:そうかそうか。

チアキさん:それをさり気なく出来ていて、「あなたはお客さんに寄り添ってオススメして、しかも買ってもらってたでしょ。」って。しかも、おばあちゃんが「あなたコレってどこにあるの?」とかって話しかけてくれて、「あなた話しかけ易いから」とかって言ってくれて、「これオススメですよー」って言ったもの全部買ってくれて(笑)

たみお:えー!すごっ!

チアキさん:なんか東北の人ってそら豆を見たことないらしく、食べ方が分からないから食べたことが無いらしいんですけど、私がそら豆の食べ方をパソコンで即席で作って商品の横に置いておいて、「コレの通り作れば美味しく食べれますよ」って言って売ったら買ってくれたりとかして。

たみお:うんうん。

チアキさん:そのおばあちゃんがフェアのものをゴッソリ買ってくれて、私がオススメのものを(笑)それとかも、ほんと普通の人じゃ出来ないからとか。もう全部見ててくれて。ストーカーかってくらい見てくれてて(笑)

たみお:(笑)

チアキさん:それを全部言ってくれた時に凄い嬉しかったし、リーダーたるものこういう風でなきゃいけないなって思わせてくれて。その時すごく開いちゃいましたね(笑)

自分が向いている事をして、且つそれを見てくれている人がいて褒められて凄く嬉しくて。

たみお:何が一番うれしかったんですか?全部見ててくれて言われて。

チアキさん:なんだろー。

たみお:どうして嬉しかったんですか?

チアキさん:たぶん東京にいた時に、私結構頑張ってるのに!みたいに思っているところがどっかにあって。

たみお:うんうん。頑張ってるのにってね。実際頑張ってますもんね。

チアキさん:なんか、実際みんなにちあきさん頑張ってるよって言われてたんですけど、なんかもっと欲しがってる自分がいたんですよね(笑)

たみお:そうかそうか、もっと出来るはずというか。

チアキさん:そうそう、私はもっと出来るはずみたいな。
結構苦手な事をやってたので、苦痛を味わいつつ頑張ってるんだよみたいな、私こんなに頑張ってるのにっていうのがどっかにあったんですね(笑)それが岩手にいた時に、私って営業が好きなんだなって初めて気がついて。人と接することとか繋ぐこととか凄い好きなんだなって。自分が向いている事をして、且つそれを見てくれている人がいて褒められて凄く嬉しくて。

たみお:そうか。自分がもしかしたらこれが得意かもっていう所を認めて貰えたっていう感じがしたんですかね。そうですよね、聞いていると、東京にいた時は、すげー頑張ってるなーっていう感じがありますよね。なんか、周りが想像してるイメージの自分になろうとして頑張ってるみたいな。

チアキさん:そー(笑)

たみお:でも私の本当はそこじゃなくて。

チアキさん:そー。しかも多分、周りもそう思ってないのに、きっと周りもこう思っているだろうって思い込んでて、自分の理想像に向けて無駄に頑張っちゃってるみたいな(笑)

たみお:あーそうですよね、”XXXでなけれらないみたい”なね。

チアキさん:そうそうそうそう(笑)

たみお:本当にそこですね、開いちゃった感じは。

チアキさん:そうですね。

たみお:開けられちゃったんですね、そこの社長さんに。

チアキさん:開けられちゃいました。本当に(笑)

たみお:でも、凄くいい体験ですねー。

チアキさん:そーメチャクチャいい体験でした。そこから開いちゃって(笑)

たみお:何か、学生時代の話も聞いていると、チームと言うか(人の)輪の中に入っていくっていうのを、どの世代でもずっとやってたんじゃないかなっていう感じがしますね。

チアキさん:そうですね。そんな気がします。

たみお:収録の最初からそういう感じを受けましたけどね。パッとskypeの映像を見た瞬間に。

チアキさん:なんか出てましたか(笑)

たみお:出てましたよ(笑)
毛穴から出ちゃってるんでしょうね(笑)

チアキさん:毛穴から(笑)

たみお:だから出さなきゃダメですよ(笑)

チアキさん:わかりました(笑) じわりじわりと。

次回へ続く

 
 

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【オイオイ開いちゃったよ】
この番組は、ゲストの方をお招きして「大好きなこと、得意なことで生きていく」をテーマに、対話をしていく番組です。 対話の中でゲストの方のルーツや価値観、考え方をお聞きしながら幸せに生きていくためのヒントなどをお届けしています。

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