70:人から人へ
人の話を聴くって、みんな繋がってるなって思います。
例えば、Aさんの日常のお話を、友達Bさんが聴くとする。
友達Bさんがめちゃくちゃ持論を展開して、Aさんはさらにモヤモヤしたとする。
と、友達Bさんとの間にあるモヤモヤを聴く、Cさんが登場する。
友達Bさんに全部聴いてもらって、Aさんはスッキリ。だけど友達Bさん的には価値観が違いすぎて、とか、自分と重ねた時にモヤモヤしたとする。
と、友達Bさんのモヤモヤを聴く、同僚Dさんが登場する。
そうやって、人と人は聴き合う連鎖が起きる。
この時、たまに、ものすごく聴き上手な人が登場したりする。
で、この聴き上手な人に話を聴いてもらった体験を持った人は、自分が誰かの話を聴く時に、相手に少しでも同じ体験を提供したいと思い、前よりもちょっとうまく聴くための創意工夫をしてみる。
そうすると、その創意工夫が良き体験になった場合、聴いてもらった人が同じように何か創意工夫をしてみる。
そうやって、聴き合う連鎖が繋がりながら少しづつ高まっていく。
そんな構造があるなぁと思います。
もちろん、上手く繋がる時もあれば、繋がらない時もある。
でも人は面白いもので、繋がらない時にこそ、「どうしたらいいだろう?」という探究心が発動したりする。
そしてまた、別の創意工夫が生まれて、繋がっていく。
聴くこと以外にも、色々なところで、こういう、人から人への繋がりってあるんだろうなぁ。
僕は、聴くことが好きなので、連鎖の中で良い「聴いてもらえた」体験を、色々な手段で作っていきたいなぁって思うのでした。